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プレートマグネットの磁力の違いとは?選び方と導入ポイント

プレートマグネットは、異物除去において重要な役割を果たします。しかし、磁力の違いによって性能や適用範囲が変わるため、どのタイプを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。本記事では、プレートマグネットの磁力の違いと選び方、導入の際のポイントについて詳しく解説します。

プレートマグネットの磁力の違い

磁石の種類による違い

プレートマグネットに使われる磁石には、大きく分けて2種類あります。

磁石の種類 特徴 代表的な用途
フェライト磁石 比較的安価で耐久性が高いが磁力は弱め 一般的な異物除去、粗い金属片の除去
ネオジム磁石 非常に強い磁力を持つがコストが高め 微細な金属粉や微粒異物の捕集

磁力の強さの単位と測定方法

磁力の強さは、主にガウス(G)またはテスラ(T)で表されます。一般的なプレートマグネットの磁力の範囲は以下の通りです。

  • フェライト磁石:3,000~5,000G
  • ネオジム磁石:10,000~14,000G

測定には「ガウスメーター」が使用され、定期的に測定することで磁力の低下を防ぎます。

プレートマグネットの選び方

1. どの異物を除去するか?

異物の種類やサイズによって適切な磁力のプレートマグネットを選ぶ必要があります。

  • 大きめの鉄片や釘などの異物 → フェライト磁石でも可
  • 細かい金属粉や鉄粉 → ネオジム磁石

2. 設置環境を考慮する

設置場所の条件によって適した磁石の種類が変わります。

  • 高温環境(例:乾燥機や焼却炉付近) → 耐熱性の高いフェライト磁石
  • 狭いスペースで高い捕集力が必要 → 小型でも強力なネオジム磁石

3. メンテナンスのしやすさ

清掃や点検がしやすい設計のプレートマグネットを選ぶことで、運用コストを抑えることができます。

  • 自動清掃機能付き:異物の除去が簡単
  • 取り外しやすい設計:メンテナンスが容易

プレートマグネット導入のポイント

1. 適切な磁力を選定する

過剰な磁力はコスト増につながり、不足すると異物除去の効果が落ちます。取り扱う原料や製造工程に適した磁力を選びましょう。

2. 設置位置を最適化する

効果的な異物除去を行うためには、適切な位置に設置することが重要です。

  • 原料投入直後:初期段階で大きな異物を除去
  • コンベヤー終端:最終的な異物チェック

3. 定期的なメンテナンスを行う

磁力は経年劣化するため、定期的に点検し、必要に応じて交換や補修を行うことが重要です。

まとめ

プレートマグネットの磁力の違いを理解し、適切な製品を選ぶことは、異物混入を防ぎ、製品品質を向上させるために不可欠です。用途や設置環境に応じた選び方を意識し、導入後も定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたり安定した異物除去効果を発揮できます。

この記事の監修者

ケーケーマグネット株式会社

KK MAGNET 事務局

KK MAGNET株式会社は、培ってきたハイレベルな施工品質による高磁力磁石・金属異物除去磁力検査粉体輸送、省人化等の事業です。
プラントの設備設営に関するトータルな事業に関する高い技術を惜しみなく提供いたします。 本コラムはKK MAGNETが監修するお役立ちコラムです。

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