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シャッターの移設工事の流れと注意点

シャッターの移設工事は、新しい場所へシャッターを再利用したい場合や、建物の改装やレイアウト変更に伴いシャッターの位置を変更する際に必要となる作業です。倉庫や工場、商業施設などで多く使われているシャッターですが、単なる取り外し・取り付け作業とは異なり、さまざまな条件や注意点をクリアする必要があります。シャッターの移設工事をスムーズに行うために知っておきたい工事の流れや、費用面・技術面でのポイントについて詳しく解説します。

シャッター移設工事が必要になるシーン

シャッターの移設工事は、以下のようなシーンで必要とされます。

建物のリフォームやレイアウト変更

倉庫や工場のレイアウトを変更する場合、荷物の搬入・搬出の動線が変わることがあります。この際、元々の場所からシャッターを移設することで、新たなレイアウトに対応した開口部を確保できます。

施設の拡張や新設

既存のシャッターを他の場所に再利用する場合や、工場や倉庫のスペースを拡張してシャッターを追加設置する場合に、移設工事が行われます。

機能改善

古くなったシャッターを最新の位置に合わせて再設置したい場合や、異なる場所でより利便性が増すよう再配置を行うケースもあります。

シャッターは高価な設備であり、特に大型シャッターや電動シャッターでは、新たに購入するよりも移設することでコストを抑えられるため、必要な工事内容と費用をしっかり確認することが大切です。

シャッター移設工事の流れ

シャッターの移設工事は、取り外しから新しい場所への取り付けまで複数の工程に分かれます。それぞれの工程をスムーズに行うことで、作業時間とコストを抑え、無駄なく工事を完了させることができます。

現地調査とプランニング

まず、専門業者が現地調査を行い、移設するシャッターの状態や移設先の環境を確認します。シャッターの大きさや種類、周辺の構造やスペースが、再設置に適しているかどうかを検討します。現地調査の結果を基に、具体的な施工計画と見積もりが作成されます。

取り外し作業

シャッターを移設するためには、まず元の位置から取り外す作業が必要です。特に電動シャッターの場合は、配線を外し、モーターやシャッター本体を慎重に取り外します。取り外したシャッターは一時的に保管されるため、保管方法や運搬方法も考慮する必要があります。

移送と取り付け準備

シャッターを新たな場所へ運搬する際は、運送業者が関わることも多く、シャッターの重量や大きさに応じた適切な方法で運搬されます。取り付け先での準備も重要で、開口部の寸法調整や周囲の補強が必要な場合があります。電動シャッターの場合は、新たに電源や配線を設置することも求められます。

取り付け作業

取り付け作業は、業者の技術が求められる工程です。シャッターを正確な位置に固定し、正常に稼働するかを確認します。電動シャッターの場合は、モーターの接続やリモコンの設定も行い、試運転を通じて稼働状態をチェックします。

完成・最終確認

取り付け作業が完了したら、シャッターが正常に動作するか最終確認を行います。開閉のスムーズさ、防犯性能、電動の場合はリモコンの反応などをチェックし、問題がなければ工事完了です。

移設工事の費用相場と価格に影響する要因

シャッターの移設工事費用は、移設するシャッターの種類や取り付け先の状況によって変動します。以下は主な費用の要因です。

シャッターの種類

移設するシャッターが手動か電動かで価格は異なります。手動シャッターは構造がシンプルなため、比較的安価で済みますが、電動シャッターの場合は配線やモーターの設置が必要なため、追加費用がかかることが一般的です。

シャッターのサイズ

大型のシャッターほど取り外しや設置作業が大掛かりになり、作業時間が増えるため、費用が増加します。特に倉庫や工場で使用されるシャッターはサイズが大きいことが多いため、事前に見積もりで確認することが大切です。

移設距離と運搬費用

取り付け先が遠い場合、運搬費用がかさむことがあります。業者によって運搬費の計算方法は異なるため、見積もりの際に移設距離に応じた追加費用が発生するかどうかを確認しましょう。

開口部の補強・調整

取り付け先の開口部がシャッターのサイズに合っていない場合、開口部の寸法調整や補強工事が必要となります。また、設置場所の壁材によっても工事の内容が変わり、コストに影響することがあるため、調査の段階でしっかり確認することが重要です。

シャッター移設工事の注意点

シャッター移設工事を行う際には、いくつかの注意点があります。無理なく、適切に工事を完了させるために以下のポイントを押さえておきましょう。

業者選びのポイント

シャッター移設工事は、経験豊富な業者に依頼することが重要です。特に電動シャッターの場合、モーターや配線の取り扱いに専門知識が必要であるため、実績が豊富で信頼できる業者に依頼することで、スムーズな工事が期待できます。

移設前のシャッター状態の確認

シャッターの移設前には、シャッター本体の状態を確認し、傷や錆がないか、動作に問題がないかをチェックしておきましょう。移設先での取り付け後にトラブルが発生しないよう、事前に必要なメンテナンスがある場合は行うことが推奨されます。

適切なタイミングでの工事依頼

工場や倉庫の稼働スケジュールに合わせて工事を計画することが重要です。シャッター移設工事には時間がかかるため、業務に支障が出ないタイミングで依頼することで、効率的に作業が行えます。繁忙期を避けて依頼すると、業者側でも工事日程を調整しやすくなります。

シャッター移設工事でよくある質問

以下は、シャッター移設工事に関してよくある質問とその回答です。

移設工事にはどのくらいの期間がかかりますか?
移設工事の期間は、シャッターの種類や設置場所の状況によって異なりますが、通常は1日から3日程度で完了することが多いです。大型のシャッターや電動シャッターの場合、作業時間が延びることがあります。
古いシャッターでも移設可能ですか?
古いシャッターでも移設は可能ですが、シャッターの状態によっては、補修やメンテナンスが必要な場合があります。状態が著しく悪い場合は、新しいシャッターへの交換も検討しましょう。
電動シャッターを移設する場合、配線工事も必要ですか?
はい、電動シャッターの場合、新たに配線工事が必要です。設置場所の電源環境に応じた配線が必要で、リモコンやセンサーの再設定も行われます。

まとめ

シャッターの移設工事は、新たな場所でシャッターを再利用したい場合に有効な手段です。しかし、シャッターの種類や設置環境に応じた注意点や工事内容が異なるため、適切な業者選びや工事計画が必要です。移設前のシャッター状態の確認や、費用・工期の見積もりをしっかり行い、無駄のない工事を実現することで、長期的にコスト削減にもつながります。

弊社のシャッター工事の強み
新規工事 現地調査(寸法・電気配線経路及び電源スイッチの位置確認)し、提案から電気工事・据付まで一気通貫で対応可能です。
追加工事 既設のシャッターと同メーカーあるいは違うメーカでの提案が可能です。
移設工事 既設の取り外しから移設工事まで対応可能です。
その他 シャッターの支柱が劣化している場合もあるので支柱の補強、塗装の塗り直しも対応可能です。

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この記事の監修者

ケーケーマグネット株式会社

KK MAGNET 事務局

KK MAGNET株式会社は、培ってきたハイレベルな施工品質による高磁力磁石・金属異物除去磁力検査粉体輸送、省人化等の事業です。
プラントの設備設営に関するトータルな事業に関する高い技術を惜しみなく提供いたします。 本コラムはKK MAGNETが監修するお役立ちコラムです。

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